育毛剤にアロエを使うと良い?自作する方法も紹介
育毛剤にアロエを使うと良い?自作もできる?
髪の毛の元気がなくなってきたなと感じたら育毛剤の使用がおすすめです。
とはいえ、巷にはさまざまな育毛剤が溢れています。
初めて使用するときには、どれを選べば良いのか悩んでしまいますよね。
また、市販の育毛剤には多くの成分が配合されているため、自分の肌に合わない場合もあるでしょう。
そんなときには、自作の育毛剤を使用してみてはいかがですか?
今回は、アロエで作る自作の育毛剤についてご紹介します。
アロエって?
さて、アロエの育毛剤の作り方をご紹介する前に、まずはアロエの基本情報を知っておきましょう。
アロエは多肉植物の1つで、その種類はなんと500種類以上もあります。
ただし、日本で一般的に見られる種類は「アロエベラ」と「キダチアロエ」の2種類です。
前者は主に食用として使われ、ヨーグルトに入れたり刺身にして食べたりします。
後者も食用としても使えますが、苦味があることから一般的には観賞用や生薬として使われます。
育毛剤にアロエを使用すると良いの?どんな効能がある?
以上のように幅広く利用されている植物ですが、育毛剤としての効果も期待することができます。
育毛剤として使用する場合に期待できる効果は、以下の4点です。
- 5aリダクターゼの作用を抑制する
- 頭皮を保湿する
- 頭皮の細胞を活性化させる
- 抗菌・抗炎症作用がある
効果の中に、聞きなれない言葉があるという方もいるかもしれません。
それぞれについて詳しく解説しますので、以下の内容を読んでみてくださいね。
5αリダクターゼの作用を抑制する?
まずは、5αリダクターゼの作用を抑制する効果についてご説明します。
そもそも5αリダクターゼとは何なのでしょうか?
5αリダクターゼとは、抜け毛の原因を作り出す「酵素」のことです。
この5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが結びつくことにより「ジヒドロテストステロン」が生成されます。
ジヒドロテストステロンは、薄毛症状の1つであるAGA(男性型脱毛症)を引き起こす直接的な原因。
少し説明が長くなりましたが、5αリダクターゼの作用を抑制すればAGAを防ぐ効果が期待できるということです。
※ ただし当サイトが探したところ、この効果に関するデータ・資料等は見つかりませんでした。そのため、あくまで参考程度に読んでいただけると幸いです。
頭皮を保湿する
次にご紹介する効能は、保湿効果です。
アロエの保湿力の高さは、多くの美容液にも配合されていることからも、うかがい知ることができます。
育毛剤において、保湿成分は頭皮環境の改善に大きな役割を果たします。
頭皮が乾燥してしまうと、皮脂の過剰分泌やフケの発生の原因となります。
皮脂やフケが増えると、毛穴に汚れが詰まりやすくなり、髪の毛の成長を阻害してしまいます。
アロエには、以上のような頭皮の乾燥による頭皮トラブルを防ぐ効果が期待できるでしょう。
頭皮の細胞を活性化させる
続いてご紹介する効能は、頭皮の細胞を活性化させる作用です。
アロエベラは、200以上の成分を含有しています。
その成分の中でもビタミンCや糖タンパク、多糖体は細胞を活性化する働きがあります。
細胞が活性化すると、髪の毛の成長促進が期待できるのです。
また、細胞の活性化はコラーゲンの生成や皮膚の修復力をアップします。
つまり育毛剤として使用すると、爪などで傷ついた頭皮の修復にも使えるでしょう。
抗菌・抗炎症作用がある
最後にご紹介する効能が、抗菌・抗炎症作用です。
食べると苦味がありますが、この苦味成分を植物フェノール系成分と言います。
植物フェノール系成分には、殺菌や抗菌作用があります。
また、アロエベラにのみ含まれている成分サポニンには、抗菌・抗炎症作用があります。
頭皮はちょっとした傷が付いたり蒸れたりすると、すぐに炎症や雑菌が繁殖してしまいます。
炎症や雑菌の繁殖は、頭皮トラブルによる薄毛の原因にも。
育毛剤として使用すると、こうした頭皮トラブルの可能性を軽減する効果が期待できますよ。
アロエを用いた育毛剤を自作する方法って?
以上のように、育毛剤に配合するとさまざまな効能が得られることがわかりました。
では、実際に自作する場合には、どうしたら良いのでしょうか?
次は、そんなアロエ育毛剤の自作方法をご紹介します。
育毛剤の手作りに興味がある方は、ぜひこちらを参考にしてみてくださいね。
アロエを細かく刻む
最初に、育毛剤に適しているキダチアロエを用意しましょう。
量は500g(6本)が目安ですが、ここはご自分の好みの量で構いません。
ただし、一度に大量に作ってしまうと、保存がきかないため腐らせてしまいます。
1ヶ月程度で使い切れる量に調整しましょう。
分量が決まったら、できるだけ細かく切っていきます。
千切りよりはみじん切り、みじん切りよりはミキサーで切ると、より効率よく育毛剤が作成できますよ。
すり鉢ですり潰す
細かく切ったら、続いてすり鉢ですり潰します。
このとき、切り方が大きすぎると、すり潰すのが大変になってしまいます。
なるべく、前の段階で細かく切っておくのはこのためです。
また、葉肉には大量の水分が含まれているため、すり鉢が小さすぎると外に水分がとんでしまう場合があります。
周囲が汚れないように新聞紙を敷いたり、大きめのすり鉢を使うなどして対処しましょう。
30分程度煮込む
すり鉢でしっかりとすりつぶしたら、続いて鍋で煮込んでいきます。
30分程度、ドロドロになるまで煮込みましょう。
基本は中火で、焦げ付きそうな場合には中身をかき混ぜつつ、火力を調整してください。
固形物が残らなくなるまで、しっかりと煮詰めていきます。
煮詰め終わったら、一度漉すと余分な固形分を取り除くことができますよ。
漉すときはヤケドをしないように注意してくださいね。
余熱を取り食品保存容器に移す
煮詰め終わったら、余熱を取るためにしばらく置きます。
しっかりと冷めたら、食品保存容器に移しましょう。
容器は、100円均一などに売っているプラスチック製の物でOKです。
余熱が残っていると、容器の変形や移し替える時にヤケドをする可能性があるため、温度や取り扱いには注意してくださいね。
自作したアロエ育毛剤を使用する際の注意点
以上が、手作り育毛剤の作り方です。
自作するというと難しそうに感じますが、意外と簡単に作れることがわかりましたね。
しかし、市販の育毛剤とは違い、自作だからこそ使用する際の注意点もあります。
ここからは使用上の注意点をご紹介するので、自作をする予定の方はしっかりと読んでおいてくださいね。
冷蔵庫で保存する
作り終わった育毛剤は、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
もともとは食用にもなる植物を使用しているため、常温においておくと腐りやすくなってしまいます。
その状態で頭皮に使用してしまうと、炎症や湿疹などの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
頭皮環境を良くして薄毛改善に取り組むはずが、逆効果になってしまっては意味がありませんよね。
毎回使用後には保存容器のふたをしっかり閉めて、冷蔵庫に保管するようにしましょう。
色や香りが変わってきたら使用をやめる
冷蔵庫でしっかりと保管していても、色や香りが変わってきたら使用をやめましょう。
自作の育毛剤には、保存料などの添加物はもちろん配合されていません。
無添加で肌に優しい一方で、市販の物に比べて使用期間が短いというデメリットもあります。
使用期限の目安は2週間~1ヶ月程度ですが、季節や冷蔵庫内の温度、環境により異なります。
見た目や匂いに変化が表れたら、新しく作り直すようにしましょう。
頭皮に異常が出たら使用をすぐやめる
育毛剤を使用した後で、頭皮に異常が出た場合にはすぐに使用を中止しましょう。
もしかしたら、アロエの成分が肌に合わず、頭皮トラブルを引き起こしている可能性があります。
また、手作りの育毛剤は、市販のように一定の環境で作られているわけではありません。
前回作成した育毛剤は大丈夫でも、次に作成したものが肌に合わないという可能性もあります。
自作の育毛剤を新しくするごとに、必ず最初にパッチテストを行うようにしましょう。
まとめ
今回は、自分で作るアロエ育毛剤についてご紹介しました。
アロエは、食べてよし薬によしと万能な植物です。
さまざまな美容効果から、多くの女性からも支持を受けています。
そんな素材を使った育毛剤は、男女ともに薄毛改善の効果が期待できますよ。
家でも一般的な調理器具さえあれば簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
Source: 育毛ニュース
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