発毛剤との違いは？育毛剤の効果と薄毛・抜け毛対策おすすめ商品＆使い方
薄毛に悩んでいる男性で、発毛剤や育毛剤の購入を検討している方は多いのではないでしょうか。一緒に考えがちな発毛剤と育毛剤ですが両者には違いがあります。
ここでは発毛剤と育毛剤の違いとともに、薄毛・抜け毛対策を紹介します。最近、抜け毛が増えたなと思っている方は必見です。
この記事を書いたのは？
毛髪診断士
佐渡山宗平
毛髪診断士 佐渡山宗平と申します。
薄毛の悩みはなかなか他人に相談できるものではありません。一人で悩みを抱え込んでしまい、どんな対策をとればいいのか分からないという方が大勢いらっしゃいます。
この記事では、薄毛対策におすすめな商品をご紹介します。
是非最後までお読みください。
【発毛剤】と【育毛剤】の違いとは
ドラッグストアや薬局、インターネット通販でも購入できる発毛剤と育毛剤。
両者の違いはなんでしょうか。確認していきましょう。
【発毛剤】の目的と効果
市販の発毛剤は第1類医薬品に分類されます。厚生労働省認可の有効成分が配合された治療目的の薬です。
文字通り、現状、髪の毛が生えていない場所に発毛させる効果が期待できます。
発毛剤の主な有効成分はミノキシジルです。ミノキシジルは髪の生成の役割を担う毛母細胞に働きかけて細胞分裂を促し、発毛へと導きます。
最近では男性向けで、ミノキシジルが国内最大濃度にあたる5％（2019年7月時点）配合された発毛剤も発売されています。
ミノキシジル配合の商品に男女兼用はなく、男性用・女性用と別で販売されています。（女性向けの「リアップリジェンヌ」は濃度1％）
ドラッグストアや薬局で購入可能ですが、薬剤師の説明を受ける必要があり、これはネット通販でも同様です。（メールなどで薬剤師の確認が入ります）
【育毛剤】の目的と効果
育毛剤は、厚生労働省が効果・効能を認めた成分を含む「医薬部外品」、もしくは「化粧品」に分類されます。
医薬部外品は、現状起きている症状に対する予防を目的のために使用する商品と定義づけられ、抜け毛対策に有効ですし、健常な方であればどなたでも使用できる事が最大のメリットと言えるでしょう。そして、商品名に「薬用」と付くことが多いのも特徴のひとつです。
医薬部外品の場合、頭皮の血行を促進し、且つ栄養を与えることで、頭皮環境を健康的・衛生的に保ち、毛髪を太くしっかりとさせ、髪の毛が健康的に成長するよう導きます。
また、かゆみやフケなどの頭皮トラブルの抑制にも効果的です。
育毛剤は今ある髪の毛を健康的に育てるためのものと考えてよいでしょう。
安全？気になる副作用を徹底解説
とくに医薬品である発毛剤の場合、副作用が起こる可能性を考慮しておく必要があります。
どんな副作用が現れる可能性があるのか頭に入れておきましょう。
発毛剤の【ミノキシジル】の副作用
発毛剤に含まれる発毛成分ミノキシジルには、育毛剤にはない副作用が存在します。育毛剤の使用を検討している方も、念のため確認しておきましょう。
- めまい・頭痛
発毛成分ミノキシジルの副作用のひとつに、めまいもあります。
発毛剤のミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されました。そのため、血管を拡張し、血圧を下げる作用を持ちます。
血管が急激に拡張すると、めまいや頭痛を引き起こすことがあります。めまいや頭痛が現れて、思い当たることがなければ、ミノキシジルが原因かもしれません。その場合は一旦使用をやめて医師に相談すると安心です。
- 血圧の低下
ミノキシジルは、血圧の低下や心拍数の増加などの副作用も報告されています。
そのため、循環器系に病気を抱えている場合は、使用する前に医師に相談しましょう。
育毛剤の主な副作用は湿疹・痒み
製品の中身が腐らないようにする、油分が水分に溶け込むようにする、などの目的で育毛剤にアルコール・エタノールが使用されることがあります。
それが原因で起こる可能性があるのが、頭皮の湿疹や痒みといった副作用です。頭皮が赤くなり、熱を感じることもあります。
また、発毛剤でも血行促進の効能が期待できる塩化カルプロニウムが配合された商品がありますが、同様にかゆみを引き起こす事例が確認されています。
頭皮が弱い方は、湿疹や炎症を起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
「ハゲ」ではなく、「薄毛」の課題解決には、育毛剤がおすすめ
発毛剤は、新しい髪を生やしたいという方、いわゆる「ハゲ」の人におすすめなのですが、「薄毛」でお悩みの方には、育毛剤の方が適しているかもしれません。
健康的な毛髪の太さは、平均約0.08ミリですが、老化、生活習慣の乱れ、栄養不足、ヘアサイクルの乱れ等の理由から髪の毛は細くなってしまいます。約0.03ミリにまで細くなる場合もあり、すると健康な毛髪との差は約0.05ミリにもなります。
毛髪の本数は約10万本と言われていますので、差分を合計すると、5,000ｍ㎡（約7センチ四方）もの頭皮をカバー出来ていないことになります。
「薄毛」でお悩みの方は、髪の毛を太くするアプローチの方が、課題解決への近道になることが多々あります。そのため、髪の毛はあるけど、1本1本が元気がないような気がする…という方なら育毛剤がおすすめです。
今ある髪を育てることは、将来の薄毛対策にもつながります。
女性も使える！薄毛対策におすすめの育毛剤5選
薄毛対策効果が期待できるおすすめ育毛剤5選を紹介します。
男性だけではなく、薄毛に悩む女性も使えるものばかりです。すべての商品がインターネットで購入可能です。
フィンジア
出典：amazon.co.jpより
フィンジアには、ミノキシジルの約3倍の効果が期待できるといわれる「キャピキシル」やミノキシジルの誘導体にあたる「ピディオキシジル」、頭皮をやわらかくするとされる「カプサイシン」などが配合されています。
特にキャピキシルは抜け毛の原因となる5αリダクターゼの作用を抑制したり、髪の毛を生成する毛母細胞の活性化につながる可能性があります。
注目の成分が配合されたフィンジア。男女兼用です。
【口コミ】
・続ければゆっくりでも効果が望める
・使い心地がよく続けやすい
・値段が高い
フィンジアは高評価の口コミがたくさんあります。しかし、値段は少し高めです。薄毛は人によってさまざまな原因があるので、まずは症状に効果が見込めるかしっかり検討しましょう。
イクオス
出典：amazon.co.jpより
モンドセレクションで2017年・18年・19年と3年連続で金賞を受賞したイクオス。
イクオスの最大の特長は、さまざまな薄毛の原因に対応する「総合力」。毛生促進、脱毛予防、育毛効果が期待できると謳っています。
頭皮ケアと保水力に期待が持てる海藻エキスが配合されているのですが、その効果はキャピキシル以上とも。頭皮の狙った部分にピンポイントで吹きかけられるジェット噴射ノズルも好評です。
男女問わず使えるので、ご夫婦で兼用するのもいいかもしれません。
【口コミ】
・抜け毛が減った
・毛が太くなった
・薄毛は止まったが、新たな毛は生えなかった
イクオスは手の届きやすい価格が魅力です。効果を実感した方も多く、返金保証も付いているので安心してご利用いただけるでしょう。。
ポリピュアEX
出典：amazon.co.jpより
ポリピュアEXも男女兼用の育毛剤です。
薄毛／育毛／脱毛の予防／発毛促進／毛生促進／養毛／かゆみ／ふけ／病後･産後の脱毛など、9つの効能効果が期待できます。
また、ポリピュアEXは､臨床試験で育毛効果を検証し、科学雑誌にも掲載された実績を持つ育毛剤です｡
2012～2019年まで8年連続でモンドセレクション金賞を受賞していることも特筆すべき点です。
【口コミ】
・髪が元気になってきました
・納得のできる効果を実感できた
・半年以上使ったけど、効果が実感できなかった
ポリピュアEXは男女兼用なうえに、価格もお手頃です。スプレー式なので、広い範囲に塗布できます。近い位置からで噴射すると、あまり広い範囲に塗布することができないかもしれません。
チャップアップ
出典：amazon.co.jpより
チャップアップは3種類の有効成分が配合されている育毛剤です。
第一の成分・センブリエキスには、血行を促進して頭皮に栄養を行き渡らせる効果を期待。第二の成分・グリチルリチン酸ジカリウムは、抗炎症・抗アレルギー作用で、清潔な頭皮に導きます。
第三の成分・塩酸ジフェンヒドラミンには、フケやかゆみを抑える効果が期待できます。
【口コミ】
・だんだん抜け毛が無くなってきた
・効果が見られなかった
・最後の一絞りは出にくい
チャップアップは老若男にご利用いただけます。症状によって改善が見られない場合もありますが、初回返金保証もありはじめての育毛剤には最適でしょう。
ペルソナ
出典：https://prsna.jp/dnaより
ペルソナはセミオーダー型の育毛剤です。
遺伝子検査キットを使って細胞を採取し送付すると、その人の持つAGAリスクや頭皮トラブルリスクなどにあわせて有効成分を配合した育毛剤が届きます。
遺伝子検査は付属の綿棒で頬の内側をこするだけ。簡単に遺伝子レベルの検査ができて、検査結果もわかるので、とても人気があります。
【口コミ】
・抜け毛が目に見えて減った
・検査の結果も自分で知れるから今後の薄毛対策も考えていける
・効果が出るまでに半年くらいはかかる
ペルソナはセミオーダー型の育毛剤なので、今まで育毛剤で効果を実感できなかった方におすすめの育毛剤です。効果を実感できるまでに時間はかかりますが、育毛剤での改善はどれも多少の時間がかかります。ペルソナはおすすめの育毛剤です。
効果を実感！育毛剤を使用する際のポイント
育毛剤は正しく使用することで、より効果を実感できる可能性があります。
ここでは使用の際のポイントを紹介します。
優しくマッサージして頭皮に浸透させる
育毛剤の効果をよりアップさせるには、頭皮マッサージをするのがおすすめです。頭皮マッサージをすることで血行が促進され、栄養が毛包に届きやすくなります。
髪の毛は成長するための栄養を血液から受け取っているため、血液が頭皮の毛細血管まで行き渡ることはとても重要です。マッサージは気持ちいいと思える力で行いましょう。
頭皮に爪が当たって傷つけないよう、指の腹で頭皮を揉み込むようにマッサージするのがポイントです。
間隔を空けて朝・夜に使用する
基本的に育毛剤は、朝と夜の使用を想定しています。夜はお風呂上りの清潔な頭皮に、朝はヘアセットの前に使用しましょう。
期間が空いてしまうと育毛剤の効果は薄れてしまいます。使用を習慣化し毎日決まった時間に使用するのがおすすめです。
現在の育毛剤はベタベタしない使用感のものが多いので、寝る前や朝に使用しても不快感はないでしょう。
たくさん使えば効果が早く出るというものではないので、しっかり用法用量を守って正しく使用しましょう。
清潔な頭皮に使用する
育毛剤は清潔な頭皮に使用しましょう。
毛穴に皮脂が詰まった状態で使うと、浸透力が妨げられてしまうため効果が最大限に発揮されません。頭皮のベタつきやフケが気になる方はスカルプシャンプーを使うのもおすすめです。
育毛剤は洗髪後に7割くらい髪を乾かしてから使用しましょう。完全に乾かし過ぎると育毛剤成分が浸透しにくくなるので注意です。
自分に合った育毛剤を使って効果を実感しよう
育毛剤はメーカーによって特徴があります。自分の薄毛症状に合った育毛剤を使用することで、薄毛改善が期待できます。アレルギー体質の方は、アレルギー成分が配合されていないかもしっかり確認してから購入しましょう。
また、医薬品の場合はとくに副作用が出る可能性が多少なりともあります。事前にどんな副作用があるのか確認しておくことが大切です。
どの育毛剤を使うか迷ったら、インターネットで検索すると商品ページや関連記事、口コミがたくさん見つかります。
薄毛が改善されれば、見た目も若く見えることは事実です。根気強く使用して、コンプレックスから脱出しましょう！
まとめ
・育毛剤の目的は髪の毛を「育てる」。発毛剤の目的は「生やす」
・発毛剤はとくに副作用が出る可能性があるので注意
・育毛剤は正しく使用すると、より効果が実感できる
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発毛剤との違いは？育毛剤の効果と薄毛・抜け毛対策おすすめ商品＆使い方
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