抜け毛は貧血によって起こりやすい?特に産後は注意が必要!?
抜け毛は産後の貧血の時に起こりやすいの?
女性の中には、貧血症で悩んでいる人が大勢いらっしゃいます。
女性ならではの月経周期や、妊娠中、産後の際は特に体調不良になりがちです。
中でも産後の女性は、貧血による体調不良が心配されますね。
出産後の貧血が頻発すると、健康的な問題だけでなく、抜け毛症状も発生してしまうのです。
産後は抜け毛が増えるとはよく言われますが、どうして抜け毛が貧血に関係してくるのでしょうか?
さまざまな悪影響を及ぼす可能性がある貧血について、この記事で確認していきましょう。
そもそも産後に貧血が起こりやすいのはなぜ?
出産は女性のライフステージと健康状態に大きく影響する、とても重大な出来事ですね。
慣れない育児で寝不足になることでも貧血は起こりやすくなりますが、お母さんの体の変化も貧血の一因になります。
どうして赤ちゃんを産んだ後は、貧血になってしまうのでしょうか。
抜け毛については後ほど詳しく説明するので、まずは出産後の貧血の原因を確認してみましょう。
授乳による鉄分不足
赤ちゃんはできるだけ母乳で育てたいと希望している女性も多いでしょう。
しかし、実際に母乳育児に挑戦してみると、なかなか大変なことですよね。
母乳は血液を元にして作られているため、授乳期にはお母さんの血液もどんどん減ってしまいます。
血液中の鉄分も同時に減少して行きますので、鉄分不足になって貧血が起きやすくなるのですね。
生理再開による鉄分不足
妊娠から出産~授乳期間中には、ほとんどの女性は生理が止まっています。
人によっても生理再開の時期はさまざまですが、卒乳を迎えた後に再開する女性が多いようですね。
また稀に、授乳期間中に生理が再開する人もいらっしゃいます。
生理によって剥がれ落ちる子宮内膜も、その多くは血液から作られています。
そのため、体内の血液に含まれる鉄分が減少し、貧血が起こりやすくなります。
栄養不足による鉄分不足
産後は赤ちゃんのお世話に気を取られて、ついつい自分の食事は後回しにしてしまいがちです。
ゆっくり食事をとる時間も取れないため、短時間で食べられるおにぎりやサンドイッチなどに偏ってしまっている方も多いのではないでしょうか。
母乳で赤ちゃんを育てている人なら、まだ栄養状態にも考慮した食生活ができます。
しかし、特にミルク育児の人は栄養不足になる傾向があるでしょう。
睡眠不足との相乗効果で、赤ちゃんのお世話に大変なお母さんこそ、貧血でつらい思いをすることになります。
抜け毛が産後の貧血によって起こるのはなぜ?
出産後に起こるさまざまな要因で貧血が起きることはわかりました。
それがどうして抜け毛につながってしまうのでしょうか?
血液と髪の毛には、一見なんの関係もないようにも思われますね。
しかし、実は貧血と抜け毛には、大きく関わりがあります。
ここからは、貧血と抜け毛の関連性についてご説明しましょう。
ヘモグロビンが不足し頭皮に栄養が送られないから
血液の中の赤血球には、身体中に酸素と栄養分を運ぶヘモグロビンが存在します。
ヘモグロビンが不足すると、頭皮には十分な栄養が送られなってしまいます。
そもそも髪の毛は栄養素をもとにして成長していくもの。
そのため、栄養不足は抜け毛を引き起こしてしまいやすいのですね。
ヘモグロビンは鉄から作られるため、鉄分不足の貧血症状が結果的に抜け毛につながってしまうのです。
毛母細胞の働きが抑制され髪が育たなくなるから
貧血でによって頭皮に栄養が行き届かないことで、抜け毛になってしまうとお伝えしましたね。
髪の毛が成長するには、毛母細胞が細胞分裂を繰り返して毛髪を作り出す必要があります。
頭皮の毛乳頭から栄養分が毛母細胞に届かないと、毛母細胞は細胞分裂をするためのエネルギーを作れません。
そのために髪の毛が成長できず、やがては細くなって抜け毛になってしまうのです。
頭皮のコラーゲン量が減り髪を老化させるから
貧血がおきやすくなると、頭皮も潤いを失ってきます。
肌を保湿するコラーゲンを作るためにも、鉄分が必要となるからです。
コラーゲンはタンパク質とビタミン、ミネラルが統合して生成されており、どれか1つが欠けても作り出すことはできません。
潤いを失った肌は乾燥し、新陳代謝が活発に機能できなくなります。
すると、古くなった角質がそのまま残るようになり、髪の毛が老化してしまうのです。
老化した髪の毛は早くに寿命を迎え、抜け毛になってしまいます。
産後の貧血による抜け毛はどのように防ぐべき?
産後に起こりやすい貧血を放置しておくと、髪の毛にも良くないことがわかりました。
それでは、抜け毛を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
抜け毛を対策する方法は2通りあります。
1つ目は、頭皮に直接アプローチして抜け毛を防止する方法。
もう1つが、貧血を改善することによって抜け毛を防止する方法です。
具体的にどのような方法か、詳しく見ていきましょう。
育毛剤を使用する
まず1つ目の抜け毛対策として、頭皮に直接働きかけて抜け毛を改善する策を考えてみましょう。
産後に抜け毛が起きてしまうのは、貧血による頭皮環境の悪化も大きな要因です。
つまり、頭皮環境を健康な状態に整えれば抜け毛を防ぐ効果も期待できるでしょう。
頭皮にダイレクトに働きかけるものと言えば、育毛剤が連想されますね。
最近では産後のお母さんでも使いやすい、女性用の育毛剤も多く販売されているんですよ。
では参考までに、女性の悩みに特化した育毛剤を3つご紹介します。
ルルシア
まずご紹介したい女性用育毛剤はルルシアです。
ルルシアは、女性のライフステージの変化や加齢による抜け毛の悩みに特化して開発された育毛剤です。
またモンドセレクション金賞も受賞している高品質な育毛剤となっています。
ルルシアの特徴は、頭皮環境に合わせて「シャルム」「ルフレ」の2種類から選ぶことができる点です。
抜け毛を抑えるために、それぞれ3種類の有効成分もしっかりと配合されていますよ。
シャルムは96%が安全な天然由来成分なので、産後のお母さんからも人気を集めているんですよ。
また現在、期間限定で定期便での初回購入が90%OFFの980円というキャンペーンを実施中です。
90日間の返金保証もついているので、初心者のかたでも安心してはじめることができそうですね。
ミューノアージュ
ミューノアージュは皮膚科医との共同開発によって生まれた、女性専用の育毛剤です。
特徴的なのは、Wアプローチヘアプログラム。
抜け毛にならないしっかりした髪の毛を生成するために、まず1剤目でバルジ領域に働きかけて毛母細胞を活性化させます。
そして、育毛有効成分が配合された2剤目で、髪の毛が成長するのに必要な栄養源をしっかりと頭皮に届けます。
ドクターズコスメなだけあって有効成分は5つも配合されており、抜け毛抑制を強力にサポートする効果が期待できますね。
またアルコールが配合されている育毛剤が多い中、ミューノアージュは無添加処方。
産後の敏感になりがちなお肌にも安心して使えるでしょう。
育毛剤を初めて使うという方は、まずは2週間のお試しキット1,980円(税込)から購入されることをおすすめします。
リジュン
最後にご紹介する女性用育毛剤はリジュンです。
リジュンは女性でも安心して使えるように、肌にとって余計な成分は一切入れない無添加育毛剤です。
リジュンの特徴としては、特許出願中のスカルプケア成分のフルボ酸が配合されているところです。
またミノキシジルの2倍の育毛率があるとされるリデンシルも配合。
さらには、ナノ化された72種類のヘアケア成分が詰まっているので、気になる抜け毛もケアできるでしょう。
定期便は4,980円(税別)のところ初回限定で2,980円で購入することができますよ。
返金保証も90日間しっかりついているので、安心して試すことができそうですね。
睡眠を十分に取る
それでは、今度は抜け毛を呼び起こす元となる「貧血」を改善する策に迫ってみましょう。
貧血を改善するために行いたい対策として挙げられるのは、まずは睡眠時間の確保です。
そもそも人間の身体は鉄が欠乏すると、質の良い睡眠は得られません。
さらに産後のお母さんは、24時間待ったなしで赤ちゃんのお世話や授乳をする必要に迫られますよね。
すべてのお母さんにとって、睡眠不足になってしまうのは、どうしても避けられない道かもしれません。
しかし、睡眠が不足すると立ちくらみが起きたり、疲労が溜まってさらに貧血が加速し抜け毛につながってしまいます。
たまには赤ちゃんのお世話を誰かにまかせたり、赤ちゃんと一緒にお昼寝したりするなど、できるだけ睡眠時間を確保しましょう。
鉄分を補給できる食事をする
普段の食事で鉄分を摂取することを心がけるのも、貧血の解消には役立ちます。
産後に限らず、すべての女性は積極的に鉄分の多い食事を意識したいですね。
できるだけ鉄分が多く含まれている食材を選んで、上手に摂取していきましょう。
下記で鉄分の多い食材を3つご紹介するので、献立の参考にしてみてくださいね。
大豆製品
大豆に含まれる栄養素は、肉類の栄養素ととても良く似ています。
そのため、大豆は畑のお肉と呼ばれていますね。
肉類に豊富な鉄分も含まれているため、大豆製品を摂取することで貧血症状の改善が期待できます。
さらに、大豆イソフラボンにはホルモンバランスを整える効果もあり、産後の女性はぜひとも摂取したい食材です。
豆腐や納豆などローカロリーなメニューが揃っているので、産後ダイエットをしたい人にも嬉しい食材ですね。
ただし鉄分の吸収率に関しては、大豆は肉類よりも劣ります。
鉄分の吸収を高めるビタミンCと一緒に食べて、吸収のサポートをするようにしましょう。
牡蠣やあさり
貝類にも鉄分は多く含まれています。
特に牡蠣やあさりには鉄分が多いと言われ、貧血解消のためには積極的に摂取していきたい食材の1つです。
さらには鉄分だけでなく、亜鉛などの各ミネラル、ビタミンB群、アミノ酸なども豊富なんですよ。
これらは髪の毛の成長に使われる栄養素のため、抜け毛が気になる方にとっては優秀な食材と言えるでしょう。
ただし、貝類は食中毒のリスクが他の食材に比べて高く、症状も深刻になりがちです。
抵抗力が落ちている産後の女性は、貝類はしっかり加熱して食べるようにしましょう。
レバー
肉類にも鉄分が含まれていることは先ほどお話しましたが、中でも鉄の含有量が多いのは肝臓の部分です。
つまり、肝臓=レバーを食べるようにすれば、効率良く鉄分を摂取できる訳ですね。
レバーと言っても、牛、豚、鶏といろいろな種類のレバーがあります。
牛、豚、鶏で比較すると、中でも牛のレバーが一番吸収が良いと言われています。
とはいえ、豚や鶏のレバーにもそれぞれ異なる利点がありますので、味の好みで選んでしまってOK。
レバーも食中毒の危険を避けるため、しっかり加熱調理を行ってくださいね。
鉄分補給サプリを服用する
普段の食事で鉄分を摂取したいとは思っていても、産後のママは料理する時間もなかなか取れないことが多いですね。
そんな場合は、手っ取り早くサプリメントを利用するのも1つの方法です。
食事だけでは不足しがちな鉄分も、サプリメントを活用すれば手軽に摂ることができますよ。
また、今では抜け毛を予防することに特化した育毛サプリメントもたくさん販売されています。
髪の毛に嬉しい成分が凝縮されていて、かつ健康を維持するための栄養素も豊富です。
ただでさえ大変な育児に貧血が重なってつらい時は無理して炊事せず、ぜひサプリの力を借りてみてくださいね。
病院を受診し鉄剤を処方してもらう
貧血が進行しすぎてしまうと、セルフケアだけで対策するのは難しい時もあります。
育児のストレスと貧血による抜け毛が相まって、さらなるストレスを招いてしまう恐れもあります。
お母さんの心の健康や赤ちゃんのお世話にも支障をきたすため、1人で抱え込まないようにすることも大切。
もしも貧血による抜け毛がひどくなってしまったら、病院で鉄剤を処方してもらうことができますよ。
鉄剤は吸収率を高めるように作られていたり、臨床試験の元効果が実証されていたりと、サプリメントよりも改善効果は高いのが特徴。
出産までお世話になった産婦人科に行けば、妊娠・出産時の状態も把握している先生に相談もしやすいでしょう。
まとめ
今回は産後の女性の悩みの1つである貧血と、その影響によって起こる抜け毛について解説しました。
妊娠・出産・育児と、急激なライフステージの変化で、産後のお母さんは体調をくずしがちです。
さらに抜け毛が増えると、気持ちも憂鬱になりますよね。
貧血を改善することによって抜け毛も一緒に解消し、赤ちゃんと心身健康な日々を過ごしてくださいね。
Source: 育毛ニュース
抜け毛は貧血によって起こりやすい?特に産後は注意が必要!?
コメント